2020年9月25日に、新型コロナウイルス感染症対策分科会は感染のリスクを高める具体例としての7つの場面を示しました。

 

新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた業界の需要喚起策としてのGOTOキャンペーンが続々と発表される中、新型コロナウイルス感染症対策分科会は感染のリスクを高める具体例としての7つの場面を示し注意を促しています。
 
GOTOキャンペーンにより人の移動は活発化しますが、国民一人一人が感染を拡大しないように注意して行動することが大切です。

 


 

感染リスクを高める7つの場面

  1. 飲食を伴う懇親会
  2. 大人数や深夜に及ぶ飲食
  3. 大人数やマスクなしでの会話
  4. 仕事後や休憩時間で人が密集する状況
  5. 学校の寮や部活動で大人数が長い時間一緒にいる集団生活
  6. 換気が悪く人と人との距離が近い空間での激しい呼吸を伴う運動
  7. バーベキューなど屋外活動の前後の車での移動や食事

 


 
 

それぞれの場面に当てはまる条件として、飲酒・狭い空間・長時間・大人数・おしゃべりがあげられます。
飲酒を伴う会合ではお酒の影響で大声を出しがちになります。
狭い空間に長時間大人数が滞在すると換気が悪くなりそれだけ感染リスクが高まります。
マスクなしでの会話は飛沫感染のリスクが高まります。
仕事中は感染に気をつけていても、仕事終わりや休憩中は気の緩みもあり密な空間でおしゃべりをしてしまいがちになります。
屋外でのスポーツ観戦などにおいては感染リスクが上がるわけではありませんが、行き帰りの車中などでの密な空間や飲食には注意が必要です。


 

 

新型コロナウイルス感染症を拡大させないためには、これまでの「密閉」「密集」「密接」の3蜜を避ける事、石鹸による手洗い・アルコールによる手指消毒を行う事が基本です。人の移動の活発になるこれからは、それに加えてそれぞれの場面を回避する行動をとることも重要になってきます。
感染を拡大させないように一人一人が行動に注意しましょう。